EMC・EPX NEWS

EPX NEWS

自動車・車載機器用エミッション計測評価のための新ソフトウェア 「EPX/VE」をリリース︕

妨害電磁波を完全に可視化できる
自動車・車載機器用エミッション計測評価のための新ソフトウェア「EPX/VE」をリリース︕
~ ベテランエンジニアの経験と勘に頼らない測定と評価が誰でも簡単に ~

「EPX/VE」は自動車や車載機器が出す電磁ノイズ(エミッション)を測定・解析するソフトウェアです。
キーサイト・テクノロジー社製のEMIレシーバー「N9048B PXE」と組み合わせることで
見逃しの無い測定が可能で、電磁ノイズの発生原因となるパーツや発生箇所の特定に非常に有用です。
電磁ノイズの発生原因の特定が容易になることで、
製品開発の各段階における電磁ノイズ対策作業の効率化が進み、
製品開発全体の工数削減に繋がります。
また「EPX/VE」はさまざまな国や地域の、自動車・車載機器向けのEMI規格に対応した測定と、
その規格に適合しているか否かの評価を簡単に行うことができます。

<背景・特長>
「EPX/VE」は東陽テクニカの、製品開発を担う社内カンパニーである
ワン・テクノロジーズ・カンパニーが開発したオリジナルのソフトウェアです。
EMIレシーバーで測定・記録した自動車・車載機器の電磁ノイズの解析と、
EMI規格への適合性の判定ができます。これまでの電磁ノイズ解析では、
測定・記録したデータの中からノイズの発生源を特定する作業をエンジニアの経験や勘に頼るなど、
課題がありました。「EPX/VE」は、データ中の電磁ノイズを含む全ての信号波形を、
時間を軸にしてどのタイミングでどの周波数成分の電磁波が発生しているのかが
わかるように可視化できます。そのため、例えばパーツの稼働周期と一致する信号波形を見つけて
発生源の特定に繋げるなど、人に依らないEMI測定評価作業を実現でき、
電磁ノイズ対策を効率化することで製品開発サイクルの短縮に貢献します。

さらに「EPX/VE」はさまざまな国や地域、また自動車メーカー独自の
EMI規格に対応した測定が実施でき、国内向けのみならず、日本国外マーケットを対象とした
自動車・車載機器であっても各地域のEMI規格に適合した製品であるかどうかが簡単に評価できます。

<EMI レシーバー「N9048B PXE」との組み合わせソリューション>
キーサイト・テクノロジー社製EMIレシーバー「N9048B PXE」は世界初となる
“Accelerated Time Domain Scan 機能(A-TDS)”を搭載しており、この機能の
ギャップレス測定により、測定周波数範囲のスペクトラムを“常時”観測することができるため
電磁ノイズの測定漏れがありません。
製品開発の各段階で実施する電磁ノイズの測定において、規定を超えるノイズの見逃しがあると、
開発の最終段階で手戻りが発生し大幅な工数増加を招きます。そのため、開発エンジニアは
常に電磁ノイズ対策に腐心し、そのことに多くの時間を割かざるを得ません。
「EPX/VE」とEMIレシーバー「N9048B PXE」とを組み合わせたソリューションは、
自動車・車載機器の電磁ノイズの見逃し防止と発生原因の特定を
誰でも簡単に行うことができるため、電磁ノイズ対策における工数の削減を実現します。

【「EPX/VE」の主な特長 】
 ・ CISPR12、CISPR25、UN/ECE R10、各種自動車メーカー規格など幅広い規格に対応
 ・ A-TDS を利用した自動測定シーケンス
  ・ スキャン測定(A-TDS を利用した、電磁ノイズの見逃しのないスキャン)
  ・ 候補リスト作成
  ・ 妨害レベル測定(A-TDS を利用した、帯域幅を持たせた詳細測定)
 ・ オフィス系ソフトウェアでのレポート作成機能
 ・ 機器設定、環境設定、測定オプション設定をテンプレートとして保存し読み込みを行う機能
 ・ 豊富な測定条件設定

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